医科歯科医療連携について|医療法人城北 城北歯科医院・矯正歯科|名古屋市北区にある歯医者

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医科歯科医療連携について

医科歯科医療連携について|医療法人城北 城北歯科医院・矯正歯科|名古屋市北区にある歯医者

最近、内科などのクリニックと紹介状やお手紙(診療情報提供書)のやり取りをする機会が増えたと思いませんか?
令和6年度の診療報酬改定では、医科と歯科の医療機関が連携して治療や予防を行う「医科歯科医療連携」が強く推進されることになりました。この改定の背景には、高齢化社会における全身の健康管理の重要性が増している現状があります。歯科と医科が協力することで、口腔の健康を維持しながら全身の病気を予防・管理することが、QOL(生活の質)向上につながると期待されています。

医科歯科医療連携の必要性

医科と歯科の連携が求められる理由は、口腔の健康が全身の健康に密接に関わっているからです。例えば、糖尿病と歯周病の間には相互に悪影響を及ぼす関係があることがわかっています。また、心疾患や肺炎などの全身疾患においても、口腔ケアの不足が悪化要因となることが示されています。特に高齢者や慢性疾患を抱える場合においては、歯科医療の介入が全身の健康管理において重要な役割を果たします。
今回の診療報酬改定では、これまで以上に医科と歯科の医療機関が協力して治療計画を立てることが推奨されています。たとえば、内科や循環器科の医師が診察する際に、口腔内の状態を考慮に入れ、必要であれば歯科への紹介を行うという形が奨励されるようになります。逆に、歯科においても、全身疾患を持つ患者さんの治療を行う際には、主治医との連携がより重要視されるようになるのです。

具体的な医科歯科連携の流れ

医科歯科連携の具体的なプロセスとしては、まず医師と歯科医師が患者さんの情報を共有し、診断や治療方針を協議します。その後、歯科医師は口腔ケアや歯科治療を行い、全身疾患との関連を考慮しながら治療を進めます。この連携により、口腔と全身の健康が統合的に管理されることが期待されます。
また、在宅医療の現場でも、医科と歯科の連携が進むことで、寝たきりの方や通院が難しい高齢者への口腔ケアが適切に行われるようになります。これにより、誤嚥性肺炎などの予防にもつながります。

 医科歯科連携によるメリット

医科歯科医療連携の最大のメリットは、患者の健康管理が一元化されることです。これにより、治療の抜け漏れや不適切な医療介入が減少し、より安全かつ効果的な医療を受けられるようになります。また、予防医療の視点からも、口腔の健康管理を通じて全身の病気を早期に発見・予防できる点が大きなメリットです。
今後、医科歯科連携がさらに進展することで、治療の質が向上し、特に高齢者や慢性疾患を抱える方にとって大きな恩恵がもたらされることが期待されます。当院でも、この連携を積極的に取り入れ、患者様の全身の健康をサポートしてまいります。