ホワイトニング
ホワイトニング
歯のホワイトニングは、「歯そのものの色を白くする」治療です。普段の生活で歯には色がついてしまうことがあります。たとえば、コーヒーやお茶、赤ワイン、喫煙などで表面に着色がつきます。こうした着色は、歯科医院の専用機器で歯の表面を磨くことで取り除けます。しかし、ホワイトニングは歯そのものの色を明るく白くする治療方法です。では、ホワイトニングのメリットとデメリットを見ていきましょう。
ホワイトニングに使われる薬剤には、過酸化水素や過酸化尿素という成分が含まれています。これらの成分が歯の表層内部に浸透し、色素を分解することで歯を白くします。歯の表面だけでなく、表層内部に染み込んだ色素にも効果を発揮するため、研磨だけではできない白さが得られます。また、歯のエナメル質を削ることなく白さを引き出せることも特徴です。
当院では、まずホワイトニングを始める前に精密診査を行います。口腔内写真やお顔の写真の撮影、口腔内スキャン、そして必要に応じてレントゲン撮影も行い、総合的な診断を行います。虫歯や詰め物、被せ物なども詳しくみていきます。精密検査により、各種資料を基に個々の状態に合ったホワイトニングプランを作成し、効果を最大限に引き出せる治療方針を立てます。
また、矯正治療後のホワイトニングもお勧めしています。綺麗な歯並びになったあとに、歯も白くしてさらに口元を美しくしませんか?矯正で整えられた歯並びにホワイトニングでの白さが加わると、より清潔で素敵な印象になります。
ホワイトニングを行うことで歯が明るく白くなるため、笑顔の印象が良くなり、人前でも自信を持って笑えるようになります。
白い歯は清潔感や若々しさを引き立てるため、特に人と接する機会が多い方にとって大きなメリットです。
多くのホワイトニング方法は歯を削ることなく行えるのも魅力です。
ホワイトニングの効果は永久ではなく、数か月から1年程度で色が戻る場合があります。日々の食生活やケアによって持続期間は異なりますが、定期的なメンテナンスが必要です。
施術後に歯が敏感になる「知覚過敏」を感じる方もいます。また、施術中に知覚過敏が発生し、それ以上施術を進めるのが難しい場合もあります。通常は数日で治まりますが、歯の状態によっては数週間続くこともあります。また薬剤の刺激により、施術中に歯茎がヒリヒリすることもあります。
患者さんによってはホワイトニングを行ってもあまり歯の色が変わらない場合もあります。これは歯の状態や個人の体質によるもので、期待通りの結果が得られないこともあります。また、歯の内部(象牙質)の色素沈着には効果が限られることがあります。特に、歯の神経が死んでしまった場合、内部の色素沈着は通常のホワイトニングでは白くすることができません。このような場合には、ウォーキングブリーチと呼ばれる治療が必要です。
ホワイトニングは保険適用外の治療となるため、費用がかかります。クリニックや施術方法によって異なるため、事前に確認が必要です。
また、ホワイトニングは、詰め物や被せ物には効果がありません。ホワイトニング治療後に詰め物や被せ物を新しくする必要が出てくることもあります。
ホワイトニングを受ける前には、虫歯や歯周病の治療を済ませておく必要があります。これらの問題がある状態でホワイトニングを行うと、症状が悪化するリスクがあります。また、ホワイトニングは人工の歯(差し歯やかぶせ物)には効果がないため、必要に応じて治療方法を相談することをお勧めします。
ホワイトニングにはメリットもたくさんありますが、同様にデメリットもあります。術前にしっかり相談されてからホワイトニングを開始する必要があります。
ホワイトニングは歯を美しくするための効果的な方法で、見た目が良くなるだけでなく、自信にもつながります。ただし、効果は一時的で、持続には定期的なケアが必要です。ホワイトニングを検討されている方は、メリット・デメリットを理解した上で自分に合った方法を選び、気になることがあればお気軽にご相談ください。
このようなスケジュールで進行し、患者さんのご都合や効果に合わせて柔軟に対応いたします。どのプランが適しているか、ぜひご相談ください。