アタッチメント実習|医療法人城北 城北歯科医院・矯正歯科|名古屋市北区にある歯医者

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アタッチメント実習

アタッチメント実習|医療法人城北 城北歯科医院・矯正歯科|名古屋市北区にある歯医者

アタッチメント実習を行いました

4月になり、診療予約に余裕ができる日がいくつかありましたので、隙間時間をうまく活用してスタッフでアタッチメント装着の実習を行いました。
アライナー矯正治療では、歯をスムーズに動かしたり、アライナーをしっかり保持させたりするために、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる小さなボタンのような突起を設置します。この作業は一見すると簡単そうに見えるかもしれませんが、実はとても繊細で、いくつもの工程に気を配る必要があります。また、スムーズに進めないとかなり時間を要することになってしまいます。

現在はこの処置を院長やドクターが実施していますが、衛生士さんにも可能な作業工程がたくさんあります。
今回は、衛生士が自信を持ってアタッチメント装着を行えるようになることを目指し、院長の口を使って実習を行いました。ひとりですべての作業をこなすのではなく、ドクターと衛生士が診療内容を分業化することによって、より多くの患者さんの診療時間を確保することができるようになります。スタッフのスキルアップのため、診療の効率化のために以下の点を重視しました。

1. 歯の表面の汚れを100%取り除くこと
2. 適切な表面処理(エッチングとプライミング)を行うこと
3. 装着前に歯面を完全に乾燥させること
4. トレーに適切な量のレジンを盛ること
5. トレーを正しい位置に装着すること
6. 適切な圧力をかけて光照射でレジンを硬化させること
7. トレーを外す際にアタッチメントが外れないよう注意すること
8. 装着後の余剰レジンを丁寧に除去すること
9. レジン除去時に、患者さんの負担を極力減らすように心がけること
10. これらすべての工程を診療時間内に的確に終えること

また、今回のように相互に実習を行うことで、患者さんの立場になって気づけることがたくさんありました。たとえば、頬の引っ張られ方が痛いことや、バキュームを奥まで入れると気持ちが悪くなること、唾液を飲むタイミングの難しさ、余剰セメントを削除する時の不快感など、普段の診療では見落としがちな細かいことに改めて気づく良い機会となりました。
こうした体験を通じて、技術だけでなく思いやりのある対応も磨いていけるよう、今後も定期的に実習を続けていきたいと思います。