日本館で感じた“いのち”の循環|医療法人城北 城北歯科医院・矯正歯科|名古屋市北区にある歯医者

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日本館で感じた“いのち”の循環

日本館で感じた“いのち”の循環|医療法人城北 城北歯科医院・矯正歯科|名古屋市北区にある歯医者

万博といえば、未来の技術や世界の文化を感じられる夢の空間。その中で日本館は、環境問題を中心に据えた展示が展開されており、一見地味に感じられるかもしれませんが、実際に訪れてみるとその工夫とメッセージ性に心を打たれました。

テーマは「いのちといのちのあいだ」

この大きなテーマの中で、「分解→素材→もの」という循環の流れが丁寧に表現されており、特に“藻(も)”に焦点を当てた展示が印象的でした。
藻は英語で「algae(アルジー)」と呼ばれ、私たち歯科業界では型取りに使う「アルジネート印象材」の原料としておなじみです。まさかこんなところで藻と再会するとは思わず、思わず親近感が湧きました♪
藻は、持続可能な素材として再評価されており、微生物とともに循環社会の重要な担い手として紹介されていました。私たちの日常にあるものが、未来の環境を守るカギになるという発想には驚かされると同時に、希望も感じました。

やわらかくつくる

さらに驚かされたのが、「やわらかくつくる」という日本独自の技術思想です。これは、“柔よく剛を制す”という発想に近く、人工衛星「はやぶさ」の設計にもふんだんに取り入れられているそうです。着地時の衝撃を吸収するために壊れやすい構造をあえて選んだり、サンプル回収ボックス内の素材をあえて溶かすことで熱を逃すなど、その柔軟な発想と技術に感心しきりでした。
展示を見つめる子どもたちの真剣な眼差しに、私も胸が熱くなりました。きっと彼らの中から、未来の科学者や技術者が生まれるのでしょうね。
今回の日本館訪問で、私たちが自然と共生しながら持続可能な未来を築くために、どんな視点や工夫が必要かを改めて考えさせられました。歯科医療の現場でも、こうした柔らかい発想を大切にしていきたいと感じました。
次回は、海外パビリオンを巡りたいと思っています。