
口腔ケアグッズを学ぶ
先日、当院で歯科衛生士向けの院内勉強会を開催しました。今回はYOSHIDAさんから歯科衛生士の方にお越しいただき、さまざまな口腔ケアグッズについてご説明いただきました。
このような勉強会は、実はとても貴重な機会だと感じています。特に、地域の小規模な歯科医院で勤務していると、新しい情報や最新の製品情報に触れる機会は意外と少ないものです。日々の診療に追われていると、いつの間にか「自分だけ古い知識のままになってしまっていた…」なんてことも。
実際、僕も代診の若い先生に「院長、その材料、今どき他の医院じゃあんまり使ってないですよ」と言われて、時代の流れに置いていかれていることを痛感したことがあります(笑)。
今回のテーマは「口腔ケアグッズ」。歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなど、患者さんに「どれがいいですか?」と聞かれることは日常茶飯事。でも、正直なところ、実際に使ってみないと良さや違いってわからないですよね。商品数もものすごく多くて、それぞれに特徴があり、価格も様々。
そこで今回は、YOSHIDAさんからたくさんのサンプルをご提供いただき、実際にスタッフみんなで使ってみることにしました。現在、実習中の歯科衛生士学生さんにも参加してもらい、一緒に手に取って試してみながら、それぞれの使い心地や患者さんへの説明ポイントを共有することができました。
僕自身も、いくつかの歯ブラシや歯間ブラシを持ち帰って、家で実際に試してみようと思っています。やっぱり、自分で使ってみて初めてわかることってたくさんあるんですよね。「このブラシ、握りやすいな」「このフロス、通しやすいけど切れやすいな」など、実体験を通じた感想が、患者さんへの提案の説得力につながるのだと思います。
今後もこういった勉強会の機会を継続的に設けていけたらと考えています。日々の診療に新しい風を取り入れながら、スタッフ全員で知識をアップデートしていくことが、結果として患者さんにとってのより良い診療につながると信じています。
小さな学びが、大きな変化を生む。そんな勉強会を、これからも大切にしていきたいと思います。