
「今朝、子どもの歯が抜けました」
今朝、わが子の乳歯がポロリと抜けました。毎日の仕上げ磨きが大変でしたが、残す乳歯もあと数本だと思うと、なんだか寂しい気もします。
抜けた乳歯がとてもきれいで思わず写真を撮ってしまいました。虫歯はひとつもなく、ツルツルとしていて、隣接面(隣の歯との間)もとても滑沢な状態でした。毎日の仕上げ磨きとフロス、そしてフッ素塗布の大切さを、改めて実感した瞬間です。虫歯になりやすいのは、実はこの「歯と歯の間」。そこが綺麗だったことに、ちょっと安心しました。
「しっかり管理できたなあ」と感動しながらも、念のため、拡大鏡で30倍にして歯の表面を見てみると…白くなっている部分がうっすら確認できました。これは「白濁」と呼ばれる初期の脱灰で、まだ虫歯ではないけれど、虫歯になりやすい前兆。専門的には「Ce(シーイー)」と分類される状態で、これ以上進行させないためには、フッ素による再石灰化のサポートがとても大切です。
肉眼では「完璧!」と思っていた歯も、拡大鏡を通して見ると違った一面が見えてきます。拡大鏡のありがたみを改めて実感すると同時に、「やっぱり歯科医院での定期チェックって大事だなぁ」と再認識しました。
仕上げ磨きとフッ素。これにフロスを加えた3つは子どもの虫歯予防における“3種の神器”と思っています。さらに、歯科医院での定期検診という「プロの目」も欠かせない存在だと、今回改めて感じました。
乳歯はやがて抜けるもの。でも、その間にきちんとしたケアをしてあげることが、これから生えてくる永久歯を守る大きな鍵になります。歯が抜けたその日、歯の健康について家族で見直す良い機会になるかもしれませんね。