小児歯科・口腔機能トレーニング
小児歯科・口腔機能トレーニング
小児歯科の主な治療内容には、予防歯科・虫歯治療・歯列矯正・外傷の治療・口腔病変の診断と治療・歯ブラシ指導を行っております。フッ素塗布やシーラントなどの処置を行い虫歯の発生を予防します。お子様の成長過程に合わせた診療を心掛け、お子様が歯医者に通うことに対して不安や恐怖心を持たないようお手伝いさせていただいております。また、どうしても治療が難しい場合や小児歯科専門医院で診療をしたほうがよい症例の場合には、小児歯科専門医と連携をとっています。お気軽にご相談ください。を追記してください。
発育途上にある口腔の形態と機能の正常な成長発育を見守り、この邪魔になるような虫歯や歯並びなどを早くから発見、予防、治療しながら健康的な口腔の完成へ導いていくことが目的です。そのために、以下の4つの項目がとても大切になります。
お母さんはもちろん、生まれてくる赤ちゃんにも影響を及ぼすので、妊娠中はお口の定期検診、虫歯・歯周病の治療、お口のクリーニングを推奨しています。妊娠中の歯科検診には安定期の期間中をお勧めしますが、それでもやはり妊娠中は歯科治療上での制限もあります。同じ体勢で横になる時間が長かったり、レントゲン検査を控えたり、お薬の制約があったりしますので、妊娠前から定期的にお口の中をチェックすることをおすすめします。
産婦人科の担当医より注意を受けていることは、担当歯科医師へお伝えください。また、できるだけ楽な姿勢で受診していただけるよう配慮しておりますが、体調や気分がすぐれない場合は、我慢せずすぐにスタッフまでお声掛けください。
生まれたての赤ちゃんのお口には虫歯菌や歯周病菌はいません。生活習慣や食生活、家庭での口腔ケア(仕上げ磨き)を行うことで、虫歯菌などが増えていかないような口腔環境を作っていくことが大切です。ご家庭でのセルフケアがとても大切なのですが、お子様の場合はお口のスキンシップを通してお子様に虫歯菌がうつることがあります。例えば、お箸、スプーンなどの食具、離乳食の際の咬み与えなども原因になることがあります。虫歯菌のリスクを減らすためにも、両親、兄弟姉妹、祖父母などの口腔環境を整えておくこともとても大切です。お子様とご一緒に歯科検診やブラッシング指導を受けるのもおすすめです。
お子様が歯磨きを好きになるように丁寧に指導いたします。
歯磨き、ブラッシング指導では、虫歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら、歯科衛生士が指導していきます。
生えてきたばかりの歯は、虫歯になりやすいです。
虫歯を予防するために、フッ素を歯の表面にコーティングします。
フッ素の使用方法は、お子様の年齢やお口の中の状態によってさまざまです。
またご家庭でのフッ素洗口剤やフッ素入り歯磨き粉を、医院でのケアと並行されるとより効果的です。
お子様の歯、特に奥歯の溝は複雑な形をしているので、なかなか歯ブラシの毛先が入りません。そのため汚れが溜りやすく虫歯が発生することもあります。
細かい溝を歯科用の薄いプラスチックでふさいで虫歯を予防するのがシーラントです。
シーラントは、はえたばかりの奥歯の予防に有効です。
虫歯の原因菌であるミュータンス菌は砂糖を頻繁に摂取すると、歯の表面へくっつきやすくなります。ただし、砂糖には食品として優れた特徴を持っています。例えば、味、保存性、エネルギー補給、などがあり人工甘味料では砂糖の代替甘味料としては機能しません。WHOではう蝕リスクを減少するために、1日に摂取する砂糖として量は必要総エネルギーの10%以下(可能なら5%以下)を提唱しています。
2018年に「口腔機能発達不全症」という病名が保険収載されました。
歯科界では、「形態学」から「機能学」へパラダイムシフトがなされたと言われています。
今の子供達は人生100年時代を生きると言われています。口腔機能を正常に発達させ、維持することが全身の健康にとって大きな影響を及ぼし生涯のQOLを高め、健康寿命を伸ばすことは周知の事実となってきました。口腔機能の発達を早期からサポートすることは、子供の一生の健康を左右する歯列・咬合の健全な育成という意味からも大変重要だと言われています。さらに、健康寿命につながる良い生活習慣を身につけることもできるため、当院では積極的に取り組んでいます。
口腔機能不全については、自覚症状がないことも多く、主訴となることは少ないのが現状です。しかし以下のようなことが気になったことはないでしょうか?
歯科医師・歯科衛生士は「食べること」について専門の知識をもっている職種の一人です。
上記のことで食事や言葉の悩みがあれば一度ご相談ください。当院で検査を実施し、アドバイスや支援できることがあると思います。
これらの検査を行って、お子様ごとの口腔機能を評価していきます。
検査結果をもとに、お子様ごとに機能獲得プログラムを立案します。
お子様によって、得意な機能、不得意な機能は本当にさまざまですので、下記にあるようなトレーニングのなかから必要なものをピックアップして12ヶ月間を目標に機能トレーニングを開始します。