さしすせそ|名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

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MFTの成果 〜少しずつ、でも確実に〜

皆さんは「MFT(口腔筋機能療法)」をご存じでしょうか?
MFTは、お口の周りの筋肉や舌の使い方を整えていくトレーニングです。歯並びや発音、食べ方など、私たちが毎日の生活で当たり前のように行っている動作の裏には、実はたくさんの筋肉の協調がかかわっています。そのバランスを正しく整えてあげるのがMFTの大切な役割です。

毎日の変化はわからないものです

ただし、このトレーニングは「魔法のように一晩で変わる」というものではありません。毎日コツコツと積み重ねることで少しずつ成果が現れてきます。その変化は決して派手ではなく、「気づいたらなんとなく良くなっているなあ」という、じんわりとした成長です。
たとえば、「ご飯の食べ方が前よりきれいになったなあ」とか、「さ行の発音が聞き取りやすくなったなあ」、「食べるときのくちゃくちゃ音がなくなったなあ」など。周囲の人がふと感じる小さな変化の積み重ねこそ、MFTの成果なのです。

MFT最大のハードル

ところが、この“少しずつの変化”というのが、実際にトレーニングを続けているお子さんや親御さんにとっては、時に大きなハードルになります。「本当に効果が出ているのかな?」「頑張っている意味があるのかな?」と不安になってしまうことも少なくありません。城北でトレーニングに取り組んでくださっている患者さんやご家族の中にも、モチベーションの維持に苦労されている方がいらっしゃると思います。

発音の改善

そんな中でも、比較的成果がわかりやすく出るもののひとつが「発音の改善」です。特に「さ行」がしっかり言えるようになると、ご家族もお子さんも大きな達成感を感じやすいポイントです。
実際に、あるお子さんは「さしすせそ」を言っているつもりでも、「たちつてと」になってしまっていました。「さ行」と「た行」は、舌の使い方の違いがほんの少ししかないため、音が混ざってしまいやすいのです。そこで城北では、ストローを使ったトレーニングを取り入れました。その結果、6ヶ月の継続で見事に「さ行」が発音できるようになったのです。お子さんの頑張りとご家族のサポートがあってこそ得られた、素晴らしい成果でした。
また、別のお子さんでは「Sa行」と「Sha行」が重なってしまうケースがありました。この場合は少し工夫したトレーニングが必要で、個々に合わせた方法を考えていきます。こうした試行錯誤を通して、それぞれのお子さんに合った成長の形を見つけていくのがMFTの面白さでもあります。
MFTの道のりは、決して短くはありません。ですが、「気づいたらできることが増えていた!」という喜びを積み重ねることで、きっと大きな自信につながっていきます。私たちもその一歩一歩を応援しながら、一緒にゴールを目指していきたいと思っています。
MFTを続けている皆さん、どうぞ焦らず、楽しみながら進んでいきましょう。小さな変化は、確実に未来の大きな成果につながっています。