
今年もいよいよ年末が近づき、「今年の漢字」が発表されましたね。 今年の漢字は――「熊」。 ニュースや日常生活の中で、熊に関する話題を目にする機会がとても多かった一年だったので、「なるほど、納得です」と感じた方も多いのではないでしょうか。
自然との共存や、これまで当たり前だと思っていた環境が少しずつ変化していることを、改めて考えさせられる漢字でもありますね。今年の漢字は、世相を映す鏡のような存在だなあと、毎年感じます。
さて、そんな中で、私自身が思い浮かべた今年の漢字は 「覚」 です。 「覚」という字には、実にたくさんの意味が込められています。
たとえば「目を覚ます」「眠りから覚める」。 これは文字通りの意味だけでなく、「気づく」「意識する」という意味にもつながります。今年は、日々の忙しさの中で見過ごしていたことに、ふと気づかされる場面が多かったように思います。
また、「覚える」という意味もありますね。 新しい知識や経験を覚えることは、いくつになっても大切なことです。歯科医療の分野でも、新しい技術や情報は日々更新されています。私たちスタッフも、常に学び、覚え、より良い医療を患者さんにお届けできるよう心がけています。
さらに「覚醒」という言葉からは、自分自身が一段階成長するような、前向きで力強いイメージも感じます。これまで気づかなかった自分の可能性に目覚める、そんな一年であったようにも思います。
今年も多くの患者さんとの出会いに感謝しながら、来年はさらに「覚」を大切に、明るく前向きに歩んでいきたいと思います。 皆さまにとって来年が、たくさんの「気づき」と「成長」に満ちた一年になりますように。どうぞ良いお年をお迎えください。







