HIV感染症に対する正しい知識で、安心できる歯科医療を|名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

〒462-0026名古屋市北区萩野通1-37
TEL.052-914-1040
  • 緊急随時対応

  • 求人案内

052-914-1040 WEB予約
ヘッダー画像

HIV感染症に対する正しい知識で、安心できる歯科医療を

HIV感染症に対する正しい知識で、安心できる歯科医療を|名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

HIV感染症に対する理解 〜正しい知識が安心に〜
先日、愛知県歯科医師会にて開催された「院内感染対策研修会(HIV関連)」を受講してまいりました。
今回の研修の目的は、歯科医師として**経皮的暴露(いわゆる針刺し事故)**が起こった際にも、慌てることなく冷静に、そして適切に対応できるようになることです。
日々の診療の中では、どれだけ注意していても予期せぬ事故が起こる可能性があります。だからこそ、正しい知識を持ち、いざという時に落ち着いて行動できる準備がとても重要だと改めて感じました。
正直に申し上げますと、今回の研修を通して「自分のHIVに対する理解が、いかに古かったか」を思い知らされました。
医療の世界では日々研究が進み、治療法や考え方、感染対策の基本も更新され続けています。それにもかかわらず、無意識のうちに昔のイメージのまま、HIVを“特別に怖い病気”として捉えてしまっていた部分があったことを、恥ずかしくも感じました。
研修の中で、特に印象に残った問いかけがあります。

「歯科医院は、B型肝炎やC型肝炎の患者さんの治療には対応しているのに、なぜHIV感染症(エイズ)には対応しないのでしょうか?」

この問いは、私自身の心にも深く刺さりました。私たちは日常的にさまざまな感染症のリスクを想定しながら診療を行っています。
それなのに、HIVだけを特別視し、過度に恐れてしまっていました。
実際には、しっかりした管理・コントロールされた環境であれば、どこの歯科医院でも対応可能なのではないでしょうか。
講演を通じて学んだのは、HIV感染症だけを無条件に恐れることは、科学的に正しくないという事実です。
大切なのは、漠然とした不安や思い込みではなく、病気そのものを正しく理解する姿勢だと強く感じました。
今回学んだ知識と考え方は、私自身の中にとどめるものではありません。
城北歯科のスタッフとも積極的に共有し、HIVを含めた院内感染対策の見直しやアップデートを行っていきたいと考えています。患者さん一人ひとりの背景に寄り添い、安心して治療を受けていただける歯科医院であるために、私たちはこれからも学び続けていきます。
正しい理解は、不安を安心に変えてくれます。まずはスタッフ全員がHIVに対する知識をアップデートし、必要以上に恐れることなく、適切に対応できる体制づくりを進めていきたいと思いました。城北歯科は、これからも患者さんにとって「安心して通える歯科医院」であり続けたいと考えています。しばしお待ちいただけますと幸いです。