東日本大震災から15年 ― 私たちが学び、これからに活かすこと|名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

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東日本大震災から15年 ― 私たちが学び、これからに活かすこと

東日本大震災から15年 ― 私たちが学び、これからに活かすこと|名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

2026年3月11日で、東日本大震災から15年が経ちました。あの日の出来事は、多くの方の記憶に今も深く残っているのではないでしょうか。
私自身、当時は矯正科の大学院生で、矯正の勉強をしながら診療に携わり始めていた頃でした。大学病院で日々学びながら診療に向き合っていた中で、あの大きな震災が起こりました。日常が突然大きく変わる出来事に、強い衝撃を受けたことを今でも覚えています。
震災から15年という月日が経ち、街並みやインフラは大きく復旧した部分も見られます。しかし最近の調査では、「暮らしが回復していない」と感じている方が約4割いるという結果もあるそうです。さらに年齢別に見ると、高齢者ほど生活が回復していないと感じている割合が高いとも言われています。
若い世代の中には、震災をきっかけに別の地域へ移り、新しい生活を始めた方も多くいらっしゃいます。一方で、長年住み慣れた土地に残り続けている高齢者の方々が、地域の変化の中で孤立してしまうケースもあるそうです。復興が進んでいるように見えても、人それぞれにさまざまな状況や思いがあることを感じさせられます。
また、私の子どもたちは皆、東日本大震災を実際には知らない世代です。ニュースや授業で学ぶことはあっても、当時の社会の空気や不安を体験しているわけではありません。15年という時間の中で、震災を「経験として知らない世代」が増えていることも実感します。
だからこそ、私たちはあの出来事から何を学び、どのように次の世代へ伝えていくのかを考えることが大切なのではないでしょうか。そして、もし災害が起きたときに、医療の立場から何ができるのかを考えることも重要だと感じています。
実は、災害時には「災害関連死」と呼ばれる問題があります。これは地震や津波による直接の被害ではなく、避難生活による体調悪化などが原因で亡くなってしまうケースです。そしてその中には、歯科の立場から関わることで防げる可能性のあるものもあります。

「たかが歯磨き、されど歯磨き」

例えば、避難生活では歯みがきや口腔ケアが十分にできない環境になることがあります。お口の中が不衛生になると細菌が増え、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。特に高齢の方では、これが命に関わることもあります。日頃から口腔内を清潔に保つこと、そして避難生活の中でもできる範囲でケアを続けることは、とても大切です。

「食べる。体力。」

また、入れ歯が壊れてしまったり、口のトラブルで食事がとれなくなったりすると、体力の低下につながります。しっかり「口から食べる」ことは、体力を維持し、健康を守るうえでとても重要です。歯科医療は、食べる環境を整え、体力を支えるという意味でも大切な役割を担っています。
私たち歯科医院としても、万が一災害が起きたときに地域の皆さまのお役に立てるよう、日頃から知識や備えをしておくことが大切だと感じています。そして何より、普段からお口の健康を守っておくことが、いざという時の体力や健康を支える大きな力になります。
震災から15年。時間が経つほどに、当時の出来事を知らない世代も増えていきます。それでも、あの日から学んだことを忘れず、これからの未来に活かしていくことが大切なのではないでしょうか。