こんにちは。インフルエンザの流行が近づいてきましたが、皆さんは予防対策をしっかり行っていますか?
今回は、歯科治療とワクチン接種のタイミングについてお話しさせていただきます。
ワクチン接種前後の歯科治療について
抜歯などの外科的な歯科治療をする場合
ワクチンを接種する直前・直後の期間は、抜歯などの外科的な歯科治療を避けることをお勧めします。これは、ワクチン接種後に現れる副反応と歯科治療の影響が重なることで、体調の変化がどちらによるものか分かりにくくなってしまうためです。例えば、ワクチンによる軽い発熱や腫れが、歯科治療後の影響なのかワクチンの副反応なのかを判別することが難しくなります。また、先に抜歯治療等を進める場合には、抜歯後の腫れや痛みがひいてからのワクチン接種をすることをお勧めします。こちらも歯科治療後の腫れや痛みとワクチン副反応が重なると痛みなどの原因の特定が難しくなってしまうからです。
入れ歯の治療などの場合
被せ物の治療や入れ歯の治療、または矯正治療など侵襲性の低い治療に関してはワクチン接種の影響はほとんどありませんので、歯科治療は可能です。でも、ワクチン接種後の副反応がある中で歯科治療を進めるのも大変かと思いますので、歯科治療を先に行うか、ワクチン接種後の副反応が落ち着いてから歯科治療を進めることをお勧めしています。
歯科治療の前にスタッフにご相談ください
ワクチン接種前後に歯科治療を受ける予定がある方は、ぜひ事前に当院のスタッフへお知らせください。これにより、治療スケジュールを最適化し、安全で適切な治療が受けられるように準備ができます。
まとめ
インフルエンザワクチン接種と歯科治療のタイミングは、調整されることをお勧めします。副反応と歯科治療の影響を混同しないために、ワクチン接種後の副反応が落ち着いてから歯科治療を受ける、もしくは歯科治療後にワクチンを接種することをお勧めします。
安心して治療を受け、健康を守るために、どうかご理解とご協力をお願いいたします。不明点があれば、当院のスタッフにご相談ください。