
今日は「世代間の違い」という少しユニークなテーマ
僕は はざま世代
私は1983年生まれなのですが、この年は「就職氷河期世代」と「ゆとり世代」のちょうど間にあたります。そのため「はざま世代」と呼ばれることもあるみたいです。上の世代と下の世代、どちらの感覚もなんとなく分かる…そんな立ち位置かもしれません。
さて、城北歯科には現在、実に4世代のスタッフが一緒に働いています。 簡単にまとめるとこんな感じ by ChatGPT
世代
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特徴
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働き方のスタンス
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バブル世代
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成果より人間関係を重視
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飲みニケーション・会社への忠誠
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氷河期世代
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就職難を経験、安定志向が強い
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我慢・努力・正社員にこだわる
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ミレニアル世代
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IT発展期を体感
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チーム志向・働き方改革に敏感
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Z世代
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生まれた時からスマホ・SNS
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個人の尊重・効率重視・多様性志向
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もちろん個人差があるので、すべてがあてはまることはないと思いますが、世代の傾向としては、なるほどと思うところもあります。
たとえば、Z世代の若手スタッフは「やりがい」や「納得感」を大切にするといわれていますよね。フィードバックのサイクルは短い方が好まれますし、心理的安全性やワークライフバランスも重要なテーマといわれています。いわゆる「背中を見て覚えろ」型よりも、見える化・言語化・共感型のマネジメントの方が力を発揮できるみたいです。なので、城北には実習に来ている学生も多くいますので、これからの若手(Z世代)が安心して学び、スキルアップできる教育体制を整えようと工夫してきました。
すると、意外な問題が。
それは――上の世代のスタッフから「自分たちが大切にされていないように感じる」という声が出てきたのです。
若手に寄り添うつもりで始めた取り組みが、逆にバブル世代や氷河期世代の方々には「なんだか新人ばかり特別扱いされている」「手取り足取り過ぎる」と映ってしまったのです。
「私の成長ややりがいにも目を向けてほしい」「私が大切にされていないと感じる」とのセリフを残して、辞めていってしまったスタッフもいます。おどろきとともに、これは大きな学びになりました。
世代ごとに価値観や働き方のスタンスは異なります。その違いを尊重することはもちろん大切ですが、同時に「全員が同じように大切にされている」と感じられる環境をつくるのは、思っていた以上に難しいのかもしれません。
じゃあ、どうするの?
単純ですが、「お互いを知ろうとする姿勢」と「コミュニケーション」なのかなと感じます。世代ごとの特性を理解し、違いを楽しむくらいの余裕を持ちながら、それぞれの強みを活かす。ときには誤解やすれ違いも起きますが、言葉を交わすことで溝を埋めていく。その積み重ねが、医院全体のチームワークを強くしていくのだと思います。
さらに―― 多世代がそろっていることが、城北チームの強み?
豊富な経験と人間関係を大事にする上の世代、努力と安定感を支える氷河期世代、新しい風を吹き込むミレニアル世代、そして柔軟で多様性を尊重するZ世代。 その全部が混ざり合うからこそ、私たちは一人ではできない幅広いケアを提供できるのだと思います。
世代の違いは、ギャップではなく「可能性」です。 これからも城北歯科は、多世代チームの強みを活かしながら、患者さんに安心と笑顔を届けていきたいと思います。