
口腔機能トレーニングが必要なお子さんに
「一番奥歯で噛んでごらん」
って言っても、奥歯で噛めずに横の歯や前歯で噛むことがとても多いです。
奥歯で噛む感覚を知らない子に、いくら「奥歯で噛みなさい」っていっても伝わりません。
ガムトレーニングは一般的なトレーニングの一つですが、割り箸などを使って奥歯を使う感覚を掴みながら進めていくと、食事の仕方がぐっと綺麗になってきます。
奥歯で噛めない、噛まない以外にもお子様に こんな様子はありませんか?
小児の口腔機能発達不全症は、日常のちょっとした様子として現れます。
よくあるサイン
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口がぽかんと開いている
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食事に時間がかかる
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よく噛まずに飲み込んでいる
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食べこぼしが多い
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発音がはっきりしない
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いびきをかく、口呼吸が多い
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話すとき・食べるときに、いつも舌が見える
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指しゃぶりや唇を噛む癖が続いている
「なんとなく気になるけれど、ごはんもよく食べているし元気だから大丈夫かな?」と、見過ごされていることも少なくありません。
② 歯科医院での相談
― 早すぎる相談はありません ―
「まだ小さいから様子を見よう」「そのうち治る気がする」「大きな病気ではないから」
このように、相談が先延ばしになっているケースはよくあります。
ですが口腔機能は、**問題がはっきりしてから治すものではなく、成長のタイミングで“整えていくもの”**です。
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食事の様子
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生活リズム
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口の癖や姿勢
なども含めて、歯科医院で保護者の方と一緒に状況を整理することがとても大切です。







