教育における自由|医療法人城北 城北歯科医院・矯正歯科|名古屋市北区にある歯医者

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教育における自由

教育における自由|医療法人城北 城北歯科医院・矯正歯科|名古屋市北区にある歯医者

教育におけるフリータイム

歯科医療の現場において、学生や新人スタッフの教育はとても重要なテーマです。特に、実習生の受け入れを行うようになってからは、「どのように指導するか」がスタッフ間でもよく話題になります。最近では「教育におけるフリータイム」、つまり、つきっきりで教えるのではなく、自由時間を与えて自主的に学ばせるべきかどうか、というテーマで院内でもディスカッションがありました。
実習中の学生さんたちは、総じて非常に意欲的で、自分からどんどん質問したり、教科書や資料を読んだりと、積極的な学習姿勢が見られます。その姿勢には私たちも感心させられっぱなしです。ただ、もちろん全ての学生がそうとは限りません。タイプも性格も違う以上、全員に同じ教育スタイルが合うとは限らないのです。

スタッフの意見

実習担当者のミーティングでは、「どこまでつきっきりで指導するか」が議題となりました。
私はどちらかというと“フリー派”。最初に道筋を示した上で、自分で考え、調べ、練習する時間を取ることが、成長には不可欠だと考えています。
一方、衛生士チーフをはじめ、多くのスタッフは常に横で指導するスタンスを希望していました。確かに「すぐそばでサポートしてあげることで安心感を与えられる」「その場で間違いをすぐに直せる」など、納得できる意見も多く出ました。

妥協点を見つける

どちらが正しい、間違っているという話ではありません。それぞれに長所もあれば短所もあるのです。そこで、院内での妥協点を探ることにしました。最終的に決まったのは、まず初日にしっかりとお手本を見せ、その後に“フリータイム”を設けて各自が練習。そして翌日、その練習に対してフィードバックを与えるというスタイルです。
この方法なら、最初に方向性を示した上で学生にある程度の自由を与えることができますし、翌日のフィードバックで理解度を確認することも可能です。さらに、実習生本人にとっても「自分のペースで練習できる安心感」と「翌日には見てもらえるという緊張感」のバランスが取れた環境になるのではないかと期待しています。

これからの成長に期待

このスタイルは、次期の実習生から試験的に導入してみる予定です。教育に正解はありませんが、大切なのは「その人にとって最も成長しやすい環境をどう作るか」という視点ではないでしょうか。どのような結果になるのか、私たちも楽しみにしています。そして何より、この試みが学生たちの成長につながってくれたら、それに勝る喜びはありません。