歯科衛生士の仕事とスキルアップについて
歯科医院において、歯科衛生士は患者さんの口腔健康を守るために欠かせない存在です。彼女・彼らの仕事は、虫歯や歯周病の予防、患者さんへの指導、訪問歯科衛生指導、そして治療のサポートなど、幅広い業務にわたります。本日は、歯科衛生士の仕事の範囲やスキルアップについて、そして患者さんへどのように貢献できるのかをご紹介します。
歯科衛生士の主な仕事
歯科衛生士の仕事は以下のように多岐にわたります:
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予防処置 歯石除去(スケーリング)やフッ素塗布、シーラントなど、虫歯や歯周病を予防する処置を行います。
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保健指導 患者さん一人ひとりに合ったブラッシング方法や、日常生活での口腔ケアのアドバイスを行います。訪問先で口腔の衛生指導を行うこともあります。
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診療補助 歯科医師の治療を補助し、患者さんが安心して治療を受けられる環境を整えます。
- 2024年からは、口腔機能の管理指導も行えるようになりました。
これらの業務を通じて、歯科衛生士は患者さんの健康を支える重要な役割を担っています。
歯科衛生士がやってはいけないこと
歯科衛生士は専門職である一方、法的に認められていない行為もあります。たとえば、歯を削ることや歯の抜歯、詰め物の装着といった行為は歯科医師の資格が必要です。また、診療行為において歯科医師の指示のもとで業務を行う必要があります。このような制約を守ることで、患者さんに安心・安全な医療を提供できるのです。
スキルアップのための取り組み
城北では、歯科衛生士が成長し続けるためのサポートを行っています。定期的に実習や勉強会を実施し、新しい技術や知識を学ぶ機会を提供しています。また、院内での実習時間を設けることで、日々の診療で役立つスキルを磨くことができます。特に近年、デジタル技術や予防歯科、口腔機能管理の重要性が高まる中、これらに対応できる能力を育てることは重要です。
2025年には、さらに2人の歯科衛生士がチームに加わる予定です。これにより、より多くの患者さんに質の高いケアを提供することが可能になります。
スキルアップが患者さんに与える影響
歯科衛生士のスキルアップは、患者さんへのサービス向上に直結します。たとえば、より精度の高い予防処置や、個々の患者さんにあった口腔機能管理プランの提案が可能になります。また、最新の知識をもとにした指導や相談対応は、患者さんの満足度や信頼感を高めます。
城北では、歯科衛生士の成長を患者さんに還元することを目指しています。新しい技術や知識を取り入れ、患者さん一人ひとりに寄り添ったケアを提供することで、より健康的な笑顔をサポートしていきたいと考えています。
歯科衛生士は単なる補助職ではなく、患者さんの健康を直接的に支えるプロフェッショナルです。今後もチーム全体でスキルアップに努め、地域の皆さまに信頼される歯科医院であり続けたいと思います。