
扶養控除額が変わります
皆さま、こんにちは。今日は少し歯の健康から離れて、スタッフの働き方に関わる「扶養控除額」のお話をさせていただきます。ニュースや新聞で見かけた方もいらっしゃるかもしれませんが、2025年から扶養控除額が変更になる予定です。
これまでは「年間103万円まで」という金額が、いわば扶養の目安として広く知られてきました。ところがその上限が「123万円」まで広がることになります。たった20万円の違いに思えるかもしれませんが、実際にはとても大きな変化なんです。
スタッフにとってのプラスの面
パートやアルバイトで働いている方の中には、「働きたいけれど、扶養の範囲を超えると家計に影響してしまうから…」と勤務時間を調整している方も少なくありません。今回の改正によって、これまでより少し長く、安心して働ける時間が増えることになります。
例えば、繁忙期にもう少しシフトに入りたいときや、時給の上昇によって扶養ラインを気にしていたときでも、余裕を持って働けるようになります。ご家庭とお仕事の両立を大切にしている方にとっては、心強い制度変更といえるでしょう。
医院にとってのプラスの面
実はこの改正、働く方だけでなく医院にとっても大きなメリットがあります。 それは「勤務時間をしっかり確保できる」という点です。
これまでは「扶養の関係で今月はシフトを減らさないと…」とスタッフさんが調整せざるを得ない場面もありました。しかし扶養範囲が広がることで、シフトの調整幅がぐっと広がり、結果的に医院の運営にも安定感が生まれます。患者さんにとっても、いつものスタッフがしっかりサポートできる環境は安心につながりますよね。
注意しておきたい点
ただし、すべての方に一律で「123万円が基準」となるわけではありません。配偶者の収入状況やご家族構成、学生かどうかなどによって、実際に意識すべき金額は変わってきます。場合によっては配偶者の勤務先の制度や社会保険の条件が関係してくることもありますので、ご家庭ごとに確認が必要です。
また、一時的に扶養範囲を超えてしまった場合でも、免除措置が取られるケースもあります。「少し超えたからすぐに不利になる」というわけではありませんので、安心してくださいね。
大切なのは「情報共有」
制度の改正は、どうしても分かりづらく感じてしまうものです。ですが、こうした情報をスタッフ同士で共有しながら、安心して働ける環境を整えていくことが大切だと思っています。医院としても新しい情報をキャッチアップし、スタッフの皆さんに伝えていくことで、より働きやすい職場づくりを進めていきたいと考えています。
2025年の扶養控除額の変更は、働く方にとっても、医院にとってもプラスに働く嬉しいニュースです。これからも、患者さんに安心して通っていただけるよう、スタッフ一同、明るく元気にサポートしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。