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尾身茂先生の講演会に参加してきました!

先日、コロナ禍では連日テレビで拝見していた尾身茂先生の講演会に参加する機会がありました。「コロナの時期には、尾身先生を見ない日はなかった」と言っても過言ではないですよね。
テレビの印象では、とても真面目で堅い方というイメージを持っていましたが、実際に講演会でお話を聞いてみると、その印象ががらりと変わりました! とてもユーモアにあふれた語り口で、時折会場を笑わせながらも、内容は深く、学びの多い時間となりました。

🌍 科学と現実の“間”を見つめる姿勢

講演を通じて特に印象に残ったのは、尾身先生の**「科学的でありながら、現実社会に即した意思決定」**という姿勢です。 コロナ対策を考えるうえで、もし「感染を止めること」だけを優先するなら、社会を完全にロックダウンしてしまうのがかなり確実な方法です。 しかし、それでは経済や日常生活が成り立たなくなってしまいます。尾身先生は、その「科学」と「生活」のバランスを常に見極めながら判断されていたそうです。 いわゆる「ハンマー・アンド・ダンス」と呼ばれる考え方── つまり、感染が拡大しすぎないように“ハンマー”で抑えつつ、 社会活動を止めすぎないように“ダンス”のようにリズムを取りながらコントロールする。この絶妙な舵取りをされていたことが、講演の中でとても印象的に語られていました。

💬 分科会会長

講演をお聞きして、なぜ尾身先生がコロナ対策の分科会会長に就任されたのか、その理由がとてもよくわかりました。 医師としての知見はもちろんのこと、現場で起こる“人間の行動”や“社会の動き”を踏まえたうえで判断をされている―― その柔軟で実践的な姿勢こそが、多くの人々に信頼される理由なのだと感じました。
「科学だけでは解決できない。けれど、感情だけでも動かせない。」その間で、最善の答えを探し続けた尾身先生の姿勢には、深く感動しました。

📈 日本社会を支えた見えない努力

講演では、コロナ禍の裏側での政府や医療現場の調整の大変さにも触れられていました。緊急事態宣言を出すタイミング一つとっても、感染状況・医療逼迫・経済活動など、あらゆる要素を総合的に判断して決定していたそうです。 その結果、日本のGDPの落ち込みは最小限に抑えられていたのかもしれません。数字では見えない部分にも、数えきれない努力と知恵があったのだと改めて感じました。

🌱 医療人として学んだこと

歯科という医療の一端を担う私たちにとっても、尾身先生のお話は多くの気づきを与えてくださいました。 科学的根拠を大切にしながらも、患者さん一人ひとりの「生活」を尊重する。まさに歯科医療にも通じる大切な考え方です。講演を通じて、改めて「科学と人をつなぐ医療」でありたいと感じました。これからも患者さんに安心と信頼の医療をお届けできるよう努めてまいります😊