先日、息子の授業参観に行ってきました。

授業を聞きながら、ふと以前に先生から配られたお便りの内容を思い出しました。そこでは、映画「スターウォーズ」に登場するヨーダの言葉が紹介されていました。

声に出して読んでみると、とてもリズムが心地よくて耳に残ります。言葉の意味もまた深くて、何度でも噛み締めたくなります。私は特に「a little more knowledge lights our way（ほんの少しの知識が私たちの道を照らしてくれる）」という部分がとても好きです。

おそらく先生は、今まさに学びの途中にいる子供たちに向けてこの言葉を贈ったのでしょう。英語が難しく感じるときも、英語の成績が良くない子も、少しずつ知識を重ねることで、きっと道は開けていく——そんなメッセージに感じました。

けれど、この言葉は子供たちだけでなく、私たち大人にとっても大切なことを教えてくれているように思います。

大人になると、日々の仕事や生活の中で知らないこと、答えのない状況に直面する場面がたくさんあります。新しい出来事に戸惑ったり、うまくいかない状況に悩んだり、思いがけない問題にぶつかったり。そこで、多くの知識・経験を持っていると、問題に対する向き合い方の選択肢が増えるように思います。

さらに、そこでほんの少しでも知識を得ることができれば、不思議と気持ちが軽くなったり、次の一歩を踏み出す勇気が湧いてきたりします。すぐに答えが見つからなくても、「知らなかったことをひとつ知ることができた」という小さな積み重ねが、やがて道を明るく照らしてくれるのだと思います。

最近では、子供たちが教えてくれることもたくさんあります。学校で習った新しい知識や、私が触れたことのない新しい考え方を話してくれると、思わず「へえ、そうなんだ」と感心してしまうこともしばしば。子供たちは吸収が早い分、私たち大人がついていくのもなかなか大変です。

「学ぶ」というのは何歳になってもできること。年齢に関係なく、少しずつ知識を広げ、世界を広げていけるというのは、人生の楽しみでもあります。学ぶことで新しい景色が見えたり、これまで気づかなかったことに気づけたりするのは、本当に面白いものです。

子供たちに負けないように、私たちも日々、小さな「知識の光」を積み重ねていきたいですね。