これまでまったくご縁のなかったSNS「TikTok」ですが、とうとう始めました。

きっかけは、ある日、実習に来ていた歯科衛生士の学生さんとの何気ない会話。「その矯正装置、学校で習ったの？」と聞いたところ、「いえ、TikTokで見て学びました！」と返ってきたのです。

TikTokって、ダンスのイメージが強くて半信半疑でしたが、歯科の解説動画を見てみるとこれが意外と分かりやすい。思わず「ちょっとやってみようかな」と思ってしまったのです。

とはいえ、投稿するのはまだまだぎこちなく、編集も手探り状態。診療の合間にスマホを構えて「これはどこに向かってるんだろう…？」と思いながら撮っています。

でも、やってみると意外な発見があるんです。

たとえば、ひとつの治療器具をどう紹介するか、どうすれば伝わりやすいかを考えることは、患者さんへの説明にもつながります。短い時間の中で要点をまとめる力、シンプルに伝える力、そして“見た目”の工夫も意外と大事。これは、スタッフ教育や院内の掲示にも応用できそうです。

そして何より、患者さんとの新しい接点になりそうな予感がしています。

「先生、TikTok見ましたよ！」なんて言われる日が来たら、それはちょっと嬉しいかもしれません。歯医者って“ちょっと怖い”というイメージがあるかもしれませんが、動画を通じて「親しみやすい歯医者さん」になれるとしたら、それはとても大きな一歩です。

数ヶ月後にはもっと自然に、楽しく情報発信できるようになっていたいと思っています。

続けるうちに、どんな学びがあるのか楽しみです。「今の時代の感覚」や「新しい時代の伝え方」をちょっとでも理解できるきっかけになるかもしれません。

歯科のことをもっと身近に、もっとわかりやすく。そんな想いで、これからもコツコツと投稿を続けていこうと思います。

どうぞ、温かく見守ってくださいね。

お時間もあってかつ寛大な方は、ぜひフォローお願いいたします。