小児の口腔機能トレーニング(MFT) | 名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

〒462-0026名古屋市北区萩野通1-37
TEL.052-914-1040
  • 緊急随時対応

  • 求人案内

052-914-1040 WEB予約
ヘッダー画像

小児の口腔機能トレーニング(MFT)

小児の口腔機能トレーニング(MFT) | 名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

子どものおくちの機能

小児の口腔機能発達不全症

食事をする女の子

― お口の使い方は「育てる力」です ―

近年、歯や顎に病気がないにもかかわらず、「食べる・話す・飲み込む・呼吸する」といったお口の機能が、年齢相応に発達していないお子さんが増えています。
これを小児の口腔機能発達不全症と呼びます。
城北歯科では、歯並びや噛み合わせだけでなく、その土台となる

「口腔機能の発達」

をとても大切にしています。

小児の口腔機能発達不全症とは?

本来、子どものお口の機能は、

  • 授乳
  • 離乳食
  • 幼児食
  • 学童期

といった成長の過程の中で、自然に身についていくものです。
しかし、

  • 生活習慣
  • 食事環境
  • 姿勢
  • 口の癖

などの影響により、必要な動きが十分に経験されないまま成長してしまうことがあります。

なんでお口の機能が大事なの?

口腔機能が十分に発達していないと、虫歯になりやすいだけでなく、歯並びや食べ方に問題が出ることがあります。また、食育の観点からも、成長に影響を与える可能性があります。
そのほかにも、

  • 発音の問題
  • 集中力に欠ける

など、日常生活に影響が出ることもあります。

歯並びとの関係

たとえば歯並びに関していえば、

  • 舌の位置が低い
  • 飲み込むときに舌を前に押し出す
  • 口が常に開いている

といった状態が続くと、歯にかかる力のバランスが崩れ、出っ歯・開咬・歯のガタつきなどの不正咬合につながることがあります。
さらに、口腔機能が十分に育っていない場合、唾液の循環や舌・頬の動きが不十分となり、お口の中の自浄作用(汚れを洗い流す力)がうまく働かなくなることがあります。
その結果、

  • 汚れが残りやすくなる
  • 虫歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなる

といったリスクが高まることがあります。

歯並び・矯正治療とも密接な関係があります

口腔機能が整うことで、

  • 歯並びが乱れにくくなる
  • 矯正治療の負担が軽減される
  • 治療後の後戻りリスクが下がる

といったメリットが期待できます。
「歯を動かすと同時に、使い方を整える」それが城北歯科の大切にしている考え方です。

つまり、口腔機能が整っていることは、歯並びの乱れを予防するだけでなく、虫歯や歯周トラブルの予防にもつながる可能性があるのです。
城北歯科では、「歯が並んでから考える」のではなく、歯が並びやすく、健康なお口を保ちやすい環境を育てることも大切にしています。
※すべてのお子さんに不正咬合や虫歯が起こるわけではありません。
※お口の状態や成長には個人差があります。
※そのため当院では、一人ひとりの成長段階や生活習慣を踏まえ、必要性を丁寧に判断しています。

① 日常生活での気づき

こんな様子はありませんか?

小児の口腔機能発達不全症は、日常のちょっとした様子として現れます。

よくあるサイン

指をしゃぶるこども
  • 口がぽかんと開いている
  • 食事に時間がかかる
  • よく噛まずに飲み込んでいる
  • 食べこぼしが多い
  • 発音がはっきりしない
  • いびきをかく、口呼吸が多い
  • 話すとき・食べるときに、いつも舌が見える
  • 指しゃぶりや唇を噛む癖が続いている

「なんとなく気になるけれど、ごはんもよく食べているし元気だから大丈夫かな?」と、見過ごされていることも少なくありません。

② 歯科医院での相談

早すぎる相談はありません

「まだ小さいから様子を見よう」「そのうち治る気がする」「大きな病気ではないから」
このように、相談が先延ばしになっているケースはよくあります。

ですが口腔機能は、問題がはっきりしてから治すものではなく、成長のタイミングで“整えていくもの”です。

  • 食事の様子
  • 生活リズム
  • 口の癖や姿勢

なども含めて、歯科医院で保護者の方と一緒に状況を整理することがとても大切です。

③ 歯科医院での検査・診断

「歯・口」だけでない検査・診断

小児の口腔機能発達不全症は、歯の本数や見た目だけでは判断できません。
当院では、

  • 顔面写真・口腔内写真・口腔内スキャン(光学印象)
  • レントゲン検査
  • 舌・唇・頬の動きや筋力
  • 飲み込み方
  • 噛み方
  • 鼻呼吸の様子
  • 発音・話し方
  • 年齢に応じた発達状況
  • 歯並び
  • 歯の萌出状況
  • 口腔内清掃状況や口腔乾燥

などを総合的に評価します。
その上で、口腔機能発達不全症と診断した場合、今後の対応方針を立案します。
お子さんによって、得意な動き・苦手な動きは本当にさまざまです。そのため、それぞれに合わせたプログラムを考える必要があり、簡単にはいかないことも事実です。

④ 歯科医院でのトレーニング

いろんなトレーニング方法

正しい動きを「目で見て、頭で理解し、体で覚える」

城北歯科では、お子さん一人ひとりに合わせた口腔機能トレーニングを行います。

  • 舌の正しい位置
  • 舌の正しい動かし方
  • 唇を閉じる力
  • 正しい飲み込み方
  • お口と姿勢の関係

を、遊びの要素を取り入れながら練習します。

トレーニングの流れ

  1. 鏡を使って正しい動きを「見る」
  2. 正しい動きを「頭で理解する」
  3. 正しい動きを「体で覚える」

自分の舌の動きを実際に見る機会は、意外と少ないものです。
「こうやって力を入れると、舌はこう動くんだ」「舌の正しいポジションって、ここなんだ」「“奥歯で噛んで”って言われるけど、僕の奥歯はここだったんだ!」
まずは鏡で動きを確認することがとても大切です。実は、自分の奥歯の位置を知らないお子さんも多くいます。
こうして「できた!」という体験を重ねることが、お子さんの自信につながっていきます。

⑤ 家庭でのトレーニング

続けられることが一番大切

口腔機能の発達は、日常生活の中でこそ育ちます。
城北歯科では、

  • ご家庭でできるトレーニング
  • 無理のない回数と内容

を分かりやすくお伝えします。
「毎日完璧に」ではなく、“続けられる形”を一緒に考えることを大切にしています。

トレーニング例

  • ガムトレーニング
  • スポット位置
  • リップトレース
  • ボタンプル
  • ティップスティック
  • あいうべ体操
  • ぶくぶくうがい
  • 発音・早口言葉
  • 嚥下に特化した動き(サッキング)

発音の練習用イラスト

唇・ほっぺの機能改善用トレーニングイラスト

など、目的に応じたさまざまなトレーニングがあります。お子さんの発達状況に合わせて、次のステップへ進んでいきます。

⑥ 再評価

トレーニングに関するイラスト

成長に合わせて見直します

城北歯科では、毎回動画や写真の記録を残しています。前回と比較することで、発達の変化がよく分かります。
一定期間トレーニングを行った後、再評価を行い、

  • できるようになったこと
  • 成長とともに改善した部分
  • 追加の対応が必要かどうか

を整理し、必要に応じてトレーニング内容を調整します。

保護者の方へ

お子さんのお口の成長は、一人ひとり違います。
「ちょっと気になる」その気持ちが、いちばん大切なサインです。
どうぞお気軽にご相談ください。