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窓口でのお支払い額が少し変わります ~2026年度の保険診療改定について~
いつも当院にご来院いただき、ありがとうございます。
最近、「前回と同じような治療だったのに、お会計が少し違った気がする」「何か制度が変わったのでしょうか?」といったご質問をいただくことがあります。
実は2026年度の診療報酬改定により、歯科医院での保険診療の点数が一部見直されました。そのため、これまでと同じ内容の診療を受けられた場合でも、窓口でのお支払い額が少し変わることがあります。今回は、その背景や変更内容についてわかりやすくご説明いたします。
物価高騰や賃上げへの対応が背景にあります
ここ数年、食品や日用品だけでなく、電気代やガス代などの光熱費も上昇しています。こうした物価高騰の影響は、医療機関にも及んでいます。
歯科医院では、診療に使用する材料や器具、滅菌に必要な設備、空調や照明など、多くの場面でコストがかかっています。これらの費用は年々上昇しており、医療機関にとっても大きな課題となっています。
また、医療現場を支えるスタッフが安心して働き続けられる環境を整えることも重要です。国全体として医療・介護分野での賃上げを進める方針が示されており、そのための財源確保も今回の改定の目的の一つとなっています。
こうした社会的な背景を受け、初診料や再診料などの基本的な診察料が見直されるとともに、新たに「物価対応料」という項目が設けられました。
お支払い額はどのくらい変わるの?
今回の改定による患者さんの自己負担額の変化は、多くの場合で数円から数十円程度です。
例えば、これまでと全く同じ診療内容であっても、診療報酬の改定によってお会計が少しだけ増えることがあります。
もちろん、治療内容や保険負担割合によって実際の金額は異なりますが、「急に大きく負担が増える」というものではありません。
それでも、これまでと同じ感覚で受診されている患者さんにとっては、「あれ?少し高くなったかな?」と感じられる場面があるかもしれません。
特に変化を感じたのは歯周病管理の点数です
今回の改定で、当院が実際に診療を行う中で大きな変化を感じているのが「歯周病管理」に関する保険点数です。
歯周病は、日本人の多くがかかる非常に身近な病気です。定期的なクリーニングや検査、歯ぐきの状態の確認などを通じて、進行を防いでいくことが大切になります。
これまでは、歯周病管理の点数は「残っている歯の本数」と「歯周病の重症度」の両方によって分類されていました。そのため、軽症の患者さんと重症の患者さんでは保険点数が異なっていました。
しかし2026年度からは、この仕組みが変更され、主に歯の本数によって分類されるようになりました。つまり、以前は考慮されていた重症度による区分がなくなったのです。
その結果、重症の患者さんでは大きな変化を感じにくい一方で、比較的症状の軽い患者さんでは、これまでよりも点数が高くなり、ご負担が少し増えたケースが見られます。
実際に改定後の診療を行ってみると、「軽症の方の負担がやや増えた」という印象を受けています。
ご理解とご協力をお願いいたします
保険診療のルールは国によって定められており、歯科医院ごとに自由に決められるものではありません。そのため、今回のお支払い額の変化も、全国共通の制度改定によるものとなります。
患者さんにはご負担をお願いすることになりますが、その一方で、医療の質を維持し、安心して診療を受けていただくための体制づくりも進められています。
当院ではこれからも、患者さんお一人おひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけ、わかりやすい説明を大切にしてまいります。
お会計や保険制度についてご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にスタッフまでお声がけください。皆さまに安心して通院していただける歯科医院を目指し、今後も努めてまいります。







