大雨を経験して、あらためて考えたこと|名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

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大雨を経験して、あらためて考えたこと

大雨を経験して、あらためて考えたこと|名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

大雨を経験して、あらためて感じたハザードマップの大切さ

先日の記録的な大雨では、名古屋市内の各地で道路の冠水や河川の増水が起こり、地下鉄やバスなどの公共交通機関にも大きな影響が出ました。

報道やSNSで被害状況を確認しながら、あらためて驚いたのが、名古屋市の「洪水・内水ハザードマップ」の正確さです。

実際に冠水した場所と、ハザードマップで浸水が想定されている地域が、かなり一致しているように見えました。もちろん、ハザードマップは「次に必ずここが浸水する」と予言するものではありません。想定される雨量や地形、河川、下水道の排水能力などをもとに、浸水する可能性や深さをシミュレーションしたものです。それでも今回の状況を見ると、日頃から確認しておく価値の高い資料だと、あらためて感じました。

名古屋では、2000年(平成12年)9月の東海豪雨で甚大な被害が発生しました。当時、僕は高校生でした。あの大雨や、市内のさまざまな場所が水につかった映像は、今でも記憶に残っています。ただ、高校生だった自分は、その後、名古屋市がどのような対策を積み重ねてきたのかまでは、十分に知りませんでした。

東海豪雨の経験を踏まえ、名古屋市では下水道の能力向上やポンプ施設の整備、地下に雨水を一時的にためる貯留施設の建設など、さまざまな浸水対策を進めてきたそうです。

今回も一部の地域では大きな冠水が起こりましたが、雨が弱まった後は、比較的早く水が引いた場所もあったように思います。東海豪雨以降に積み重ねられてきた対策が、被害の軽減や早期の排水に一定の役割を果たした可能性はあるのではないでしょうか。

一方で、今回、歯科医院として学んだこと、そして反省したことがあります。

災害時には、患者さんとスタッフの身の安全を確保することが最優先です。しかし、その次には「帰宅困難への対応」まで考えておかなければなりません。迷っている間に刻々と事態は変化していってしまいます。

地下鉄が止まり、バスも止まってからでは、スタッフが帰宅する手段は限られてしまいます。どの段階で診療を切り上げ、スタッフを帰宅させるのか。気象情報や交通機関の運行情報を誰が確認し、どのように判断するのか。すでに公共交通機関が止まってしまった場合、医院として何ができるのか。安全に待機できる場所に加え、飲料水や食料、充電設備などの準備についても考えておく必要があります。

車で送ればよいとも限りません。道路が冠水していれば、移動すること自体が新たな危険につながります。「帰れなくなる前に帰す」という判断と、「移動するより、その場にとどまったほうが安全」という判断の両方を想定しておくことが大切です。

ハザードマップは、見るだけの地図ではありません。自宅や職場、通勤経路の危険を知り、実際の行動を考えるための地図です。

高校生のときに経験した東海豪雨から26年。今回の大雨を一時的な驚きで終わらせず、患者さんとスタッフの安全を守るため、医院としての災害対応をもう一度見直していきたいと思います。