歯科医院でも広がる「ナフサ問題」とは?|名古屋市北区の歯科・歯医者|城北歯科医院・矯正歯科|土日診療

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歯科医院でも広がる「ナフサ問題」とは?

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歯科医院でも広がる「ナフサ問題」とは?

最近、ニュースで「中東情勢の不安定化」という言葉を耳にする機会が増えてきました。遠い国で起きている出来事のように感じますが、実は私たちの日常生活や医療現場にも少しずつ影響が出始めています。
最近では、カルビーのポテトチップスのパッケージが一時的に白黒仕様になったり、名古屋市ではスーパーからゴミ袋が消えていたり、建築資材が不足したりと、「いつものものが手に入りにくい」という状況が目に見えるようになってきました。
その背景のひとつにあるのが、「ナフサ問題」です。
ナフサとは、石油から作られる原料のことで、プラスチック製品の多くに使われています。実は歯科医院や医療機関でも、このナフサを原料とした製品が数多く使用されています。
たとえば、
  • 診療用グローブ
  • 患者さん用エプロン
  • 滅菌バッグ
  • 各種プラスチック製品
など、毎日の診療に欠かせないものばかりです。
特に現在、大きな影響を受けているのが「グローブ(医療用手袋)」です。歯科材料のオンラインストアでも、普段使用しているグローブが次々と品切れになり、見慣れた商品が姿を消しつつあります。
先日、政府は医療機関向けに、国が備蓄している医療用グローブ約5000万枚を放出する方針を発表しました。しかし、日本全国には歯科医院だけでも6万件以上あります。さらに、病院やクリニックなどの医科医療機関も含めると、その数は非常に多く、一施設あたりに行き渡る数量には限りがあります。
ちなみに、当院でも試算してみたところ、グローブの使用枚数は1週間で1000枚以上。1か月では4000〜5000枚程度になる可能性があります。
グローブは、患者さんごとに必ず交換する大切な感染対策用品です。安全な医療を行うためには欠かすことのできない存在であり、供給不足は医療現場にとって大きな問題となります。
幸い、当院ではコロナ禍の経験から、一定数の備蓄を持つ習慣ができていました。そのため、現時点ですぐに不足する状況ではありませんので、どうぞご安心ください。
ただし、今後も現在の状況が長引けば、少しずつ在庫が減っていくことは避けられません。
だからといって、各医院が必要以上に大量購入を始めてしまうと、今度は医療界全体で「グローブショック」が起こる可能性があります。本当に必要な医療機関に物資が届かなくなってしまうことは避けなければなりません。
そのため、今求められているのは、「必要な分を、冷静に備えること」だと感じています。
医療現場では、患者さんからは見えないところでも、多くの工夫や努力を重ねながら日々の診療を守っています。当院でも、これからも安心して通っていただける環境を維持できるよう、感染対策と備蓄管理を徹底してまいります。
普段何気なく使っているものが、実は世界情勢とつながっている――。そんな時代だからこそ、「当たり前」のありがたさを改めて感じますね。